努力家の人が陥りがちなワナ
みなさん「努力家」という言葉をご存知ですよね。
「目標に向かって地道に鍛錬を重ねる人」のこと。
日本では、努力が無条件にほめられる傾向にあります。
しかし、同じように努力していても、結果に結びつく人と、そうでない人がいます。
この違いはどこから生じているのでしょうか。生まれつきの能力の差なのでしょうか。
しかし、人間は生まれつきの能力のみに人生は規定されるわけではなく、自らの力で人生をより良いものにできるはずです。それが、「努力」です。
結果に結びつく努力をするためには何が必要なのかを、3つ挙げていきます。
1.努力することはゴール(目標)に到達するための過程である
日本人に多いのではないかと思うのですが、結果に結びついていない努力も称賛する傾向にあるんじゃないかと。しかし、これは逆効果。結果が出ないばかりか、間違ったやり方の努力をまた重ねてしまうことになります。あくまでも、努力はゴールまでの過程でしかないのです。努力すること自体が目的になってしまっては本末転倒です。努力をしている時でも、自分の状態を客観的に見つめ、ゴールに到達することを強く意識するべきです。そのためには、適度な休憩や切り替えが重要になってきます。
2.努力を習慣化し、努力そのものが苦痛にならないようにする
これは努力をしていく中で非常に大切なことです。努力するということは、一定の期間、ある分野において鍛錬を重ねるということです。同じようなことを何回も繰り返して行わなければいけないので、毎日の努力が苦痛であれば、長続きするはずがありません。朝、顔を洗って歯を磨くように習慣化することが必要不可欠です。つまり、一日に多くの時間を取るのではなく、少しの時間でいいから、それをなるべく毎日行うことです。ふつう、朝に歯を磨きますよね?それと一緒です。
3.自分の状況を客観視し、自分が本当に伸ばしたい、成し遂げたいと思った分野に時間をかけて、努力すること
ゴールを意識した努力がしっかりできれば、限界はあっても、何事も上達することが可能です。しかし、ここで注意しておきたいのは、努力には欠点があるということです。それは、その努力に使った時間の間でできたことを全て手放してしますことです。つまり、努力をすると多くの時間を失ってしまうのです。だから、僕たちは努力をする際に、その努力をする必要があるのかをよく考えなければいけません。例えば、誰かにバカにされたから何かしらの分野で努力しようと考えるのは、間違っています。その努力だと、モチベーションが保てないはずです。だって、その相手の価値観もどんどん変わっていくから。「あの人を見返してやりたい」みたいな努力の仕方は、報われることは少ないでしょう。そのような努力ではなくて、自分の人生をしっかり見つめた上での努力をしてほしいんです。自分の人生について考えて、「これを極めたら楽しそう」だとか、「将来こんな姿になるためにはこのスキルを磨いておく必要がある」など、あくまでも自分に必要という考えの下での努力を行っていくと、自然と結果はついてきます。
以上、目標に繋がる努力ということで、僕なりの努力して成功するための秘訣を紹介しました。僕自身も大学受験の勉強の時に、結果に結びつく努力と、結びつかなかった努力の両方を経験しました。僕の例でいえば、「努力するばっかりで、ゴールが見えていなかった」という点が、足りないところでした。適度な休憩や切り替えもせず、ただただ努力をしてしまいました。二年目の大学受験では、この点を反省し改善した結果、第一志望の大学に合格することができました。
皆さんも、結果に結びつく努力ができることを祈っています。まだまだ、諦めるのは早いですよ。